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湘南のアットホームな産婦人科

宮川医院からのお知らせとスタッフの日々感じたことをつづっています

私はオオアカゲラのアントーニオ
住まいは富良野スキー場の森の中
冬は雪に覆われ、食べ物が無くて困る
そんな事を知ってか知らずか、
私を介抱してくれたベルキャプテンSさんは、あれからホテルの中庭に巣箱を作り
毎日餌と水を用意してくれている
命を救われてからはや3年が経ち、私は良き伴侶に巡り会い
ある日彼女を連れてホテルの中庭に行きSさんに紹介した
Sさんはびっくりして、それからとても喜んでくれて
写メを撮ろうとしたけど興奮し、かろうじて私の姿だけを捉え、
母娘に送って吉報を知らせた
私は自分が元気に暮らし、可愛いお嫁さんを紹介する事で
ちょっぴり恩返しができた気分になり嬉しかった
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2014年1月25日
今年はSさんに元気がなかった
聞けば、ご子息の就職が中々決まらないとのこと
どの親子においても「育児」に終わりはないのだと、
母親は改めて感じさせられていた
子供の行く末を心配しない親など、いない
けれど彼らは既に彼らの人生を歩んでいる
親は自らが放った弓が遠くへ真っ直ぐに飛んで行くよう祈るのみである
この日、母親はゲレンデに2羽で飛ぶアカゲラを見た、
アントーニオが「大丈夫、見守っているよ」と言ってくれているような気がして
何だかチカラが湧いてきた
母親はそのことをホテルに帰ってSさんに伝えた
Sさんはただ黙って何度もうなずいて聞いていた   
次号最終回!
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