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湘南のアットホームな産婦人科

宮川医院からのお知らせとスタッフの日々感じたことをつづっています

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私はオオアカゲラ
名前をアントーニオという
北海道富良野に住んでいる
2010年1月9日夕方、
私は誤って新富良野プリンスホテルのゲレンデ近くの
窓ガラスにぶつかり気を失っていた
気温は日没と共にぐんぐん下がり、氷点下10度以上。私の体は氷のように冷たくなり始めていた
遠くで人間の声が聞こえる。。。
若い女の声「何か落ちてる。。鳥みたい。。」
年を重ねた女の声「もう死んでるんじゃないの?」
若い女は私にそっと近づき「ううん、まだ生きてる。でも冷たいよ、何とかしてあげよう、母ちゃん」と訴えている
母親らしき女は「なんとかしてっていってもね・・ホテルの人、鳥ごときで取り合ってくれるかねえ
今日は土曜日だし、一番忙しい時間帯だよ?」と諦め声
娘は「母ちゃんは生きてる人を見殺しにはしないよね?鳥と人間で何か違いでもあるの?」と。
その一言を聞くなり、母親はまっすぐホテルのフロントに向かい、受付に事の次第を話した
半分はやんわり断られるであろう事を覚悟しながらも・・・
しかしベルキャプテンのその人は真剣に母親の話を聞き、すぐさま私のところへやってきて
「今晩は私がお預かりしましょう。獣医さんに連絡して指示を仰ぎますのでご安心を」と母や娘に説明した
その冷静で、親切丁寧な対応に、母と娘はおおいに安堵し、
私はその人の手の中で「救われた!」と感じた
するとなぜか途端に睡魔に襲われ私は深い眠りへと落ちていった

私を見つけてくれた娘、
娘の言葉に己を反省し、ホテルの人に知らせに行った母親
知らせを聞いてすぐに駆けつけてくれたベルキャプテン
神様、私はこれらの人々によって救われました。ありがとうございます
ご恩は一生忘れません・・・    

次号につづく
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