みなさんこんにちは!
今日は私が、23歳のお母さんから学んだことをお話しします
Mさんは20歳の時,初めて宮川で出産することになりました
けれど、この方、妊娠初期から、採血するのも一苦労。
「イテーっつ!!」
そう!
彼女は「超」がつく『痛がりさん』だったのです!
(なんたって若干20歳ですから)
体は緊張し、血管はますます収縮。
リラックスを促せば促すほど緊張する体。
そしていよいよ出産の日。
案の定、繰り返す陣痛の波に『助けてー!」「死ぬうー!!」
担当した助産師は必死になってマッサージをしながら
リラックスを促しますが彼女の耳には届きません
そしていざ出産というその時、
なんと彼女は「失神」してしまったのです!
びっくりしたのはスタッフと院長です
「子癇発作だ!!!」
すわ、緊急事態発生!
とばたつく中、ベビーちゃんは無事に生まれ、彼女も
すぐに意識を取り戻しました
後でご主人やご家族に話を伺ったところ、昔から、極度の恐怖感に見舞われると
気を失う事があったとの事・・・
出産後は順調で無事に退院したけれど、
「彼女もう出産は怖くてできないかもしれないね・・・」
「自然分娩は陣痛を受け入れるという事だからね・・・
うちでの出産は希望しないかもね・・・」などの声がスタッフの間からあがっていました
ところが2年もあかずに
「妊娠しました〜!」
なんと二人目ができたと受診。
「今回もこちらでお願いします!」という
スタッフも院長も「大丈夫かな〜?」という思いと
「あんなに怖い思いをしたのに、またうちを選んでくれたんだ』という
嬉しさとで複雑な気持ちでした
そして出産の日、
「キタキタキター
これだ!これだった!」(と彼女は思ったと思う・・)」
めぐりくる陣痛の痛みに耐え切れず、三富助産師の声を遠くに聞きながら彼女は
ふたたび失神したのでありました・・・
三冨さんは初めてでびっくりしたけれど、院長は二回目なので落ち着いていたらしいです(笑)
出産後は順調で無事に退院したけれど、
「今回で最後かな・・・」
「さすがに出産のたびに失神するんじゃご主人も家族も心配だよね・・」
そして今年。
彼女が3人目の出産を当院で希望している事を知った時、
私は彼女に「ぜひ気絶せずに産んでほしい!」と強く感じていました
スタッフにその事を話すと、
妊婦健診の時に彼女に「今回は失神しないでね」と言うと、「無理かも〜」って言ってましたよ〜とか、「森谷さん、失神させてあげてください!それが彼女の分娩スタイルなんですから」と諭されたりもしました
けれど自分の力で生み出すのだから、それを最後まで見届けることにより、何かを乗り越え、そこから得られるものがきっとあるに違いないと思わずにはいられなかったのです
そして先日3人目を無事にご出産されました
気絶する事なく、とても上手ないい出産だった
と大絶賛は取り上げた相澤助産師の弁。
本人も、とても満足した出産になったという話を
申し送りで聞きながら、なんだか胸が熱くなってきました
気絶せずに産めたことももちろんですが、
一人産むごとに彼女は着実に「母」となり、痛みや恐怖から逃げることなく、
3人とも当院で出産する道を選んでくれたその「心意気」に感激したのでした
分娩後に彼女に聞いてみました
「なぜ頑張ろうと思ったの?」と。
何かじぶんで頑張ろうとという理由がなければ、できなかったはずですから・・
すると彼女は
「最初に気絶した時からちょいちょい家族にいじられていて、二人目のときも頑張ろうとは思ったけど無理だった。その度に家族からは「大丈夫だよ、気絶しちゃえば生まれるんだから」とか「いやならまた逃げちゃえば(気絶しちゃえば)いいんだよ)」とか言われていた事がくやしくて頑張ってみたのだ」と。
ご家族に心から感謝です!
だって「いじるられる」事で彼女の「やる気」が引き出されたのですから。
お産が終わって彼女の顔つきが変わった事を、対応したスタッフはきっと全員気づいたことでしょう。自身に満ち溢れ、キラキラした本当にいい顔でした
だから皆が訪室するたびに彼女を讃え、ニコニコしながらステーションに戻って来ていました
スタッフそれぞれがMさんから学ぶことも大きかったとおもいます
Mさん、ありがとう!
以前、加藤小児科の葉子先生とお話しした時に
「病院キライ、といって泣いていた子が、やがて、先生大好きと言ってくれるようになった時は本当に小児科冥利につきる」とおっしゃっていましたが、
一人の女性が、出産を通じて、成長していく姿を見れるのは、つくづく助産師冥利につきると思います
今回Mさんに(話を)ぜひブログに載せたいというと、快く了承してくださいました
Mさん、本当にありがとうございます!
自称「痛がり」と思っている妊婦の皆さん、自分のの気持ち次第で身体は変わります
変われるのです!
どんなに痛がりの人でも、体力に自身のない虚弱な人でも、「変わりたい!変わろう!」という自分自身の「気持ち」をどうか大切にしてください
私たちも心から応援しています
宮川医院はあなたの「頑張り」を大切にするところです!
もりたに
今日は私が、23歳のお母さんから学んだことをお話しします
Mさんは20歳の時,初めて宮川で出産することになりました
けれど、この方、妊娠初期から、採血するのも一苦労。
「イテーっつ!!」
そう!
彼女は「超」がつく『痛がりさん』だったのです!
(なんたって若干20歳ですから)
体は緊張し、血管はますます収縮。
リラックスを促せば促すほど緊張する体。
そしていよいよ出産の日。
案の定、繰り返す陣痛の波に『助けてー!」「死ぬうー!!」
担当した助産師は必死になってマッサージをしながら
リラックスを促しますが彼女の耳には届きません
そしていざ出産というその時、
なんと彼女は「失神」してしまったのです!
びっくりしたのはスタッフと院長です
「子癇発作だ!!!」
すわ、緊急事態発生!

すぐに意識を取り戻しました
後でご主人やご家族に話を伺ったところ、昔から、極度の恐怖感に見舞われると
気を失う事があったとの事・・・
出産後は順調で無事に退院したけれど、
「彼女もう出産は怖くてできないかもしれないね・・・」
「自然分娩は陣痛を受け入れるという事だからね・・・
うちでの出産は希望しないかもね・・・」などの声がスタッフの間からあがっていました
ところが2年もあかずに
「妊娠しました〜!」
なんと二人目ができたと受診。
「今回もこちらでお願いします!」という
スタッフも院長も「大丈夫かな〜?」という思いと
「あんなに怖い思いをしたのに、またうちを選んでくれたんだ』という
嬉しさとで複雑な気持ちでした
そして出産の日、
「キタキタキター

めぐりくる陣痛の痛みに耐え切れず、三富助産師の声を遠くに聞きながら彼女は
ふたたび失神したのでありました・・・
三冨さんは初めてでびっくりしたけれど、院長は二回目なので落ち着いていたらしいです(笑)
出産後は順調で無事に退院したけれど、
「今回で最後かな・・・」
「さすがに出産のたびに失神するんじゃご主人も家族も心配だよね・・」
そして今年。
彼女が3人目の出産を当院で希望している事を知った時、
私は彼女に「ぜひ気絶せずに産んでほしい!」と強く感じていました
スタッフにその事を話すと、
妊婦健診の時に彼女に「今回は失神しないでね」と言うと、「無理かも〜」って言ってましたよ〜とか、「森谷さん、失神させてあげてください!それが彼女の分娩スタイルなんですから」と諭されたりもしました
けれど自分の力で生み出すのだから、それを最後まで見届けることにより、何かを乗り越え、そこから得られるものがきっとあるに違いないと思わずにはいられなかったのです
そして先日3人目を無事にご出産されました
気絶する事なく、とても上手ないい出産だった

本人も、とても満足した出産になったという話を
申し送りで聞きながら、なんだか胸が熱くなってきました
気絶せずに産めたことももちろんですが、
一人産むごとに彼女は着実に「母」となり、痛みや恐怖から逃げることなく、
3人とも当院で出産する道を選んでくれたその「心意気」に感激したのでした
分娩後に彼女に聞いてみました
「なぜ頑張ろうと思ったの?」と。
何かじぶんで頑張ろうとという理由がなければ、できなかったはずですから・・
すると彼女は
「最初に気絶した時からちょいちょい家族にいじられていて、二人目のときも頑張ろうとは思ったけど無理だった。その度に家族からは「大丈夫だよ、気絶しちゃえば生まれるんだから」とか「いやならまた逃げちゃえば(気絶しちゃえば)いいんだよ)」とか言われていた事がくやしくて頑張ってみたのだ」と。
ご家族に心から感謝です!

お産が終わって彼女の顔つきが変わった事を、対応したスタッフはきっと全員気づいたことでしょう。自身に満ち溢れ、キラキラした本当にいい顔でした

だから皆が訪室するたびに彼女を讃え、ニコニコしながらステーションに戻って来ていました

スタッフそれぞれがMさんから学ぶことも大きかったとおもいます
Mさん、ありがとう!
以前、加藤小児科の葉子先生とお話しした時に
「病院キライ、といって泣いていた子が、やがて、先生大好きと言ってくれるようになった時は本当に小児科冥利につきる」とおっしゃっていましたが、
一人の女性が、出産を通じて、成長していく姿を見れるのは、つくづく助産師冥利につきると思います
今回Mさんに(話を)ぜひブログに載せたいというと、快く了承してくださいました
Mさん、本当にありがとうございます!
自称「痛がり」と思っている妊婦の皆さん、自分のの気持ち次第で身体は変わります
変われるのです!
どんなに痛がりの人でも、体力に自身のない虚弱な人でも、「変わりたい!変わろう!」という自分自身の「気持ち」をどうか大切にしてください
私たちも心から応援しています
宮川医院はあなたの「頑張り」を大切にするところです!
もりたに
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